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★☆ イベント報告『水辺の生きもの観察会』 ☆★
投稿日: 2023年4月1日(土)

4/1(土)に春の水辺のいきもの観察のイベントを行いました。
- 上野森林公園の環境の特徴を知ろう
公園のある伊賀市は湧水が多く、公園内にも大小あわせて十数ヶ所の湿地があります。
ビジターコテージのすぐそばにも大きなため池がありますが、その水もほとんど公園内の湿地から流れ出た水が溜まったものです。湿地は大きな池に比べるとあまり生き物がいない印象ですが、むしろ湿地の方が生き物が多かったりします。 - どんな生き物がいるんだろう?
公園内の湿性植物園には以前イベントで作成したビオトープの小さな池や、溜池から流れ出る水の水路があります。
この狭くて水の深さも浅い湿地にどんな生き物がいるんだろう?
スライドでトンボの幼虫ヤゴやオタマジャクシ、その他の観察される生き物たちを見ていただきました。
採集方法の説明や注意をうけて湿性植物園へみんなで網を持って出発です!
- 網でガサガサ
湿性植物園に到着!
「こんなところにいるのかな?」「すごく水が浅いよ!!」
ちょっと不思議、というか不安気な参加者のみなさん。
とにかく網を水に入れてガサガサやってみよう!
- いるいる、なんだこれ?
みんなでしばらくガサガサやると歓声がそこかしこで上がります。
「あ、何か入った!」「なんだこれ!?」
採集した生き物を持って講師に確認してもらいます。
どんどん観察ケースやバケツの中には生き物が集まります。あっという間に30分ほどの観察時間は過ぎてしまいます。 - 集まった生き物たち
ビジターコテージに移動して採集した生き物たちを種類ごとにきれいな水の入ったバットに移します。
水の中で生きるためにいろんな形で適応して暮らしているトンボの幼虫ヤゴにゲンゴロウやガムシ。
タイコウチなどの昆虫類、数種類のカエルのオタマジャクシ、エビやドジョウなど。
形や泳ぎ方もさまざまです。そしてそれぞれをルーペを使って詳しく観察すると
19種類の生き物をが集まっていることが確認できました。
- 最後に
上野森林公園の湿地が多いという環境がいろんな生き物を育むことに気づいていただけたかと思います。
また生き物についてわからないことがありましたらぜひ公園に聞きに来てください。