

湿地再生プロジェクト

園内の湿性植物園を湿地に戻す取り組み
園内は湿地が多く、特殊な環境にしか育たない希少な動植物が多数生息しているにも関わらず、外来種の侵入や乾燥化などの影響により、湿地環境が悪化している場所が多く存在します。
プロジェクトの一環として、三重県上野森林公園では乾燥が進む園内の湿性植物園を湿地に戻す取り組みを行なっています。
スタッフと一緒に生き物が住みやすい環境をつくり、たくさんの生き物を呼び戻しませんか?









どうして湿地の再生が必要なの?
三重県上野森林公園には多くの湿地が広がっており、多種多様な生き物が生息する貴重な場所となっています。しかし、湿地は開発や環境変化によって失われやすく、全国的にも減少が続いている環境のひとつです。
湿地が豊かな生態系を持つことを示す例として、水辺に生息する代表的な生き物であるトンボの仲間が挙げられます。園内ではこれまでに51種類のトンボが確認されており、そのうち15種類、約3割が絶滅危惧種に指定されています。
また、湿地にはトンボだけでなく、サギソウやモウセンゴケといった絶滅が心配されている植物も生息しており、希少な植物の保護にもつながります。さらに、カエルたちの重要な生息地でもあり、それを捕食するサシバやフクロウなどの猛禽類にも影響を与えるなど、 公園全体の生態系を支える基盤でもあります。
湿地を再生し、守ることで、この貴重な環境を次世代へつなぐことができると考えています。

活動に参加するには
私たち公園スタッフは日々環境の整備を行い、生き物の保全活動を行っています。
乾燥化が進んでしまった湿性植物園に湿地をつくるなど、湿地の再生活動を参加型イベントとして企画し、参加者とともに湿地の生物調査や湿地の環境改善を行っていきます。
イベントにご参加いただくことが、湿地の再生につながります。

過去のイベント
現在、開催予定のイベントはありません。